Q&A
髪のQ&A
お客様からよくご相談を受ける髪のお悩みや疑問についてお答えいたします。
髪のお悩みについて
白髪
白髪染めにするタイミングっていつですか?
白髪染めにかえるタイミングは人それぞれ違うので、ここだ!とは一概に言えません(すみません)。髪の明るさ・生えている場所・本数・髪型による目立ちやすさなどによって個人差がありますが、気になりだしたら変えましょう。
白髪になってしまった髪は、もう黒く戻りませんか?
黒く戻る場合もあります。頭皮にはメラノサイトという色素細胞があり、髪を黒くするメラニン色素を作っています。それが何らかの理由でメラニン色素を作るのを休止することがあり、すると色のない白髪が生えてきます。もし休止の原因が血行不良だった場合、頭皮マッサージで血流を良くしてあげることで再びメラニン色素を作りはじめることがあるんです。絶対に白髪がなくなる!とは言えませんが、少しでも減らしたり、増えるスピードを遅らせたりする効果が期待できますので、日々の頭皮マッサージを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
白髪は抜いても良いですか?
実はこれは危ないんです。繰り返し髪の毛を抜くことで毛根がダメージを受けて髪自体が生えなくなってしまうことがあるんです。白髪の本数が徐々に増えていくと、それだけ抜く本数も増えてきて、結果薄毛になりやすいです。ハサミで切る場合も、髪が伸びてくるときにピンピン主張し始めるので、やはりマメにカラーリングで染めてあげるのが一番綺麗に見えると思います。
今後、白髪を染めるのをやめて白くしていきたいのですが、どうすれば良いですか?
完全に白髪に移行するまでの間、伸びてきた根元の白髪があまり気にならず、綺麗な状態も保ちやすい方法として、少しずつ髪を明るくしながらぼかしていくという方法がオススメです。これは前回染めた時の色よりも、少し明るめの色に変えていき、少しずつ白髪との差をなくしていく方法です。色をぼかしながら、染まっている毛先を切り落としていくことで、伸びてきた根元があまり気にならずに〝白〟へと移行していけます。
今からグレイヘアーに移行するまでに、かかる時間はどれくらい?
現在の髪の状態や「どういった感じで移行していきたいのか」が人それぞれ異なるため、一概に言えないのが正直なところです。おおまかな判断基準として、僕が担当するお客様がグレイヘアに移行した時の例を挙げさせていただくと、ショートヘアの方でも早くて4ヶ月、中には、1年以上かかったケースもあります。なるべく自然に移行するには、それなりに時間がかかります。一番早いのは極論坊主にするなど、毎回なるべく短くカットをして、染める事を一切辞める方法ですが、やはり時間をかけてでも、綺麗に見えるヘアスタイルを楽しみながら、ストレスなく自然な形でグレイヘアへ移行していくのが、理想的な方法かなと思っております。
白髪を減らすサプリメントって、効果ありますか?
現時点で、個人的には、あまり効果がなさそうと感じています。こういったサプリメントでの減少効果が全くないとは断定できませんが、効果の真偽はわかりづらく、あまり効果があるとは言えないような感じがします。
薄毛
白髪体質の人は、薄毛にならないというのは本当ですか?
白髪でも薄毛になる方もいます。白髪体質でも薄くなることもあるということを念頭に置き、頭皮ケアを続けていくのが良いと思います。 また、加齢とともに進行しやすい薄毛の問題ですが、適度な睡眠、栄養バランスの良い食事、ストレス解消など、日々の生活習慣を整えることでも予防していくことができます。
毎日髪を結んでいると髪が薄くなりますか?
毎日結び続ける方ですと薄くなりやすいです。薄くなるスピードは、髪を引っ張る強さや、結ぶ強さによっても違いはあります。日常的に髪を結ばなければならない場合は、あまり髪を強く引っ張りすぎない、休みの日は髪を下ろすようにする、髪を解いた後に血流を促すようにマッサージをするといったケアを行い、薄毛リスクを回避するように心がけていけるといいですね。 自宅でできる正しい頭皮マッサージの方法なども実演いたしておりますので、気軽にご相談くださいね。
円形脱毛症
円形脱毛症になってしまいました。どうしたら良いですか?
少し様子をみて、自然に治らなければ皮膚科の受診をお勧めします。周りからも気づかれる場所にできてしまうと外出の際など気になってしまいますよね。でも髪をアレンジしたり、カラーやパーマなどのヘアスタイルでその部分をカバーすることも可能だったりします。人には言いづらいデリケートなことですが、もしもできてしまったら、1人で悩まずに相談してくださいね!力になりますので!
円形脱毛症になってしまったときの応急処置は?
円形ができてしまった位置や大きさにもよりますが、とりあえずの応急処置をして目立ちにくくする方法はあります。髪が長い女性などの場合は、ヘアアレンジやヘアアクセサリーなどを駆使して、隠せないかを考えてみると良いと思います。この方法が使えない髪が短い方の場合は、伸びてきた白髪を隠すための「ヘアファンデーション」でカバーできます。 円形部分の周りの髪色に近いヘアファンデーションの色を選んで、円形部分に、優しく少しずつポンポンとパフしていきます。鏡でしっかりと確認しながら、円形部分と髪の生えている境目が自然に馴染んできたら、完成です。
ヘアケア・その他について
頭皮・ヘアケア
自宅でのトリートメントをする時、効果的な方法はありますか?
シャンプー後、中間から毛先にかけてトリートメントをつけたら、「シャワーキャップ」をつけて湯船に浸かるだけです。シャワーキャップ内が”熱”で温まることにより髪への浸透力を高め、トリートメント効果が簡単にアップするんです。使用したシャワーキャップですが、こちらは破れるまで繰り返し使用できますので、軽くお湯で流して中の水分を拭き取り、乾かしておきましょう。
髪がからんでしまい、ほどけなくなってしまいました、どうすればとれますか?
毛先のほうからコームやブラシを使って少しずつ、優しくとかしてください。根元の方からとかそうとしても、ほどけにくいですし、抜け毛や切れ毛の原因になります。最悪の場合は切るしかなくなってしまうので、もう自分ではとれない!と思ったら、早く美容院に行った方が良いです。なるべく切らなくてすむよう、色々な道具やテクニックを駆使しながら、ほどけるように頑張らせていただきます。
ドライヤーを使うと髪は傷みますか?
ドライヤーを使うと髪は熱によりダメージを受けてしまいます。かといって自然乾燥でも髪は傷んでしまいます。そこで、「洗い流さないトリートメント」を毛先から中間につけてから乾かせば、髪をドライヤーの熱から守ることができます。どのようなトリートメントが自分に合うかわからなければご相談くださいね。
前髪が割れてしまいます。どうすれば割れないようにできますか?
髪を濡らした後、すぐにドライヤーで左右両方から分け目を消すように乾かすことで割れにくくなります。 生え癖ですので完全に無くなることはありませんが、毎日続けていくと少しずつ割れにくくなっていきます。すぐにドライヤーを使えない場合は、タオルドライ後に、分け目をまたぐようにクシなどでとかしておくだけでも割れにくくなりますよ。
シャンプーをするのは朝と夜のどちらが良いですか?
1日活動して頭皮や髪についた汚れがついたまま寝てしまうと、毛穴に汚れが詰まる原因になりやすいです。髪が顔に触れて肌荒れを引き起こす原因になることもあります。また、洗髪後は頭皮を守っているバリア機能が一時的に失われ、回復するまでに5〜6時間を要するため、朝髪を洗うと頭皮のバリア機能を失ったまま紫外線などの外部刺激にさらされやすくなったりもします。ですので、夜洗髪し、寝ている間に頭皮のバリア機能を回復させるのが良いと思います。
ストレートアイロンやカールアイロンを使うと髪は傷みますか?
はい、熱のダメージで痛みます。アイロンを使う前に、熱から髪を守ってくれるスタイリング剤などを使うことをオススメします(カールの持ちがよくなる商品もありますし)。また、アイロンの温度調整についても、低温でなかなかクセがつかず何度も繰り返して傷めてしまったり、高温過ぎて髪に負担がかかりすぎていたりといったこともあるので気をつけてみてください。
頭皮マッサージはした方が良いですか?
頭皮マッサージをしてあげると、血流が良くなることで、抜け毛を防いだり、健康的な髪が育ちやすくなります。また、リフトアップ効果も期待できます。お風呂でシャンプーしている時など、1分でも良いので地肌を動かすようにマッサージを続けていくことが大切です。
髪を早く乾かすにはどうしたらよいですか?
タオルドライをしっかりして、地肌から乾かすと早いです。髪は、根元→中間→毛先の順に乾かしていくようにしましょう。はじめに毛先にばかりドライヤーを当てていると、毛先がオーバードライになってしまいダメージの原因になります。
男性でもトリートメントをした方が良いでしょうか?
髪が長い場合や、パーマやカラーなどでダメージがある場合、広がりや引っかかりが気になる場合はした方が良いと思います。引っかかりがあると抜け毛にもつながりますしね。ただ、髪がしっとりしてしまうことでフワッとしたスタイリングがしづらくなってしまうといったこともありますので、普段のスタイリングなども視野に入れながら使用するか決めても良いと思います。
寝汗をかくので、朝もシャンプーしても良いですか?
前日の夜シャンプーしているのであれば、朝はお湯で流してトリートメントをつけるだけにしましょう。シャンプーの洗浄成分で頭皮の油分をとりすぎてしまうと、フケや痒み、ベタつきの原因になったりもします。汗くらいであれば、シャワーで流すだけで充分キレイになります。
頭皮ケアは何歳から始めたらよいですか?
なるべく早く始めてあげたほうがよいです。頭皮のお手入れをしていかないと30代後半くらいから髪のハリやコシ、艶などが失われたりしやすいです。もちろん一人ひとり髪質や毛量、睡眠、食生活、ストレスなどは違いますが、そういった事も含めて、頭皮ケアは早くはじめることに越したことはありません。
リンス・コンディショナー・トリートメントの違いとは何ですか?
リンスは髪の表面をコートする効果があり、静電気を防いだり、髪のクシ通りを良くすることができます。トリートメントは、髪のより内部まで浸透します。カラーやパーマをしていたり、髪のダメージや絡みが気になる場合はこちらがオススメです。最後、コンディショナーはリンスとトリートメントの中間くらいの立ち位置です。もちろんメーカーによって違いはありますが、それぞれの特徴としてはこんな感じです。
オススメのヘアブラシはありますか?
オススメのヘアブラシは「メイソンピアソン」です。このブラシは猪毛を使った英国製のもので、硬く髪をとかしやすいです。猪毛は水分と油分をバランスよく含んでいて、静電気が起こりにくくなります。土台についているクッションの当たりも気持ちよく、頭皮ケアとしても使えます。価格は少々高めですが、耐久性にも優れていて、その完成度の高さから「ブラシ界のロールスロイス」と呼ばれています。美容師さんやヘアメイクさんにとても人気の高い一品です!ちなみに僕がお店で使っているものは、ポケットミックスというちょっとコンパクトなサイズのものです。
エアコンで髪が傷むのを防ぐには、どうすれば良いですか?
エアコンで髪が傷む理由は、乾燥により〝髪の内部の水分〟が奪われてパサパサになってしまうことです。それを防ぐには、直接風にあたらないようにする、お部屋を加湿するなどがいいです。また、水分が失われにくくなるようにトリートメントで髪の表面をコートしてあげるなども効果的です。
来院に関して
ヘアセットやアップの予約で美容院へ行く時は、髪はどんな状態で行けば良いですか?
スタイリング剤などを何もつけない状態で来ていただけるとベストです。シャンプーする工程を省け、より短時間でスムーズにヘアセットすることができます。前日の夜、洗い流さないトリートメントをつけたりするくらいでしたら、問題ないです。また、軽くゴムなどでまとめてきていただいても大丈夫ですよ。
雑誌の切り抜きなどを美容院に持っていった方がいいですか?
はい、あったほうがなりたいイメージがきちんと伝わりやすいです。。最近はスマホに保存した画像を見せてくれる方が多いほとんどです!カメラで撮ってきてもいいですし、過去に自分がしていた髪型の写真でもいいです。ためらわずにお持ちくださいね。
美容院へ行くときは髪を洗ってから行ったほうが良いですか?
洗わないでも大丈夫です。いつものスタイリングをした状態でいらしてください。なぜかといいますと、来店された髪の状態を見て、ここのまとまりが悪そうだなーとか、ここをこうしたらもっとセットしやすいかも?などのヒントにもなります。
美容院でシャンプーしてもらう時、頭は持ち上げた方がいいですか?
「美容師さんに負担がかからないよう自分で頭を持ち上げたほうがいいのかな?」と感じる心優しい方からの質問ですね。持ち上げずに力を抜いて寝ていて下さって大丈夫です。手元が狂ってシャワーのお湯が横から噴き出してしまったり、洋服などが濡れてしまう可能性がありますし、美容師は頭を持ち上げる時に、重さは特に感じませんので、力をぬいて任せてもらうのが一番良いです。
美容院でトイレに行くタイミングはいつがいいの?
薬液等の放置タイム中など、施術のきりのいい時が助かりますが、どうしても行きたくなったら遠慮なく言ってくださいね。
美容院にはあまり適さない洋服があるというのを知っていますか?
一般論としては、タートルネックやパーカーなどの首周りがもたつく洋服ですと、首周りの髪が切りにくいと言われています。ですが、そういった際は洋服を内側に折らせていただくなどしてカットいたしますので、冬は寒いから絶対タートルネック!という貴方様のご来店も心よりお待ち申し上げております。
その他
髪は1日にどれくらい抜けますか?
個人差がありますが、大体50本〜200本くらい抜けます。髪の毛の成長サイクルなどもあり、いつもより抜け毛が増える時期もありますが、そのサイクルが過ぎればまたおさまります。あまりにも抜け毛が多いと感じるときは、生活習慣が関係している場合もありますので、食生活や睡眠などを整えることも大切です。
坊主にすると髪質は変わりますか?
いいえ、変わりません。昔切った後に変わったんだよ!という方は、その切った髪が伸びる期間に、たまたまタイミングよく、髪質の変化があったのだと思います。体の成長につれて、髪質が変化していくことが多いです。